松江市は、市民生活に欠かすことのできない社会資本である多くの道路施設を整備し管理してきました。
今後、これらの施設の老朽化が進み、維持・改修・更新など今まで以上に多額の費用が必要になることが見込まれています。一方で、人口減少や少子高齢化の進行に伴う施設需要の変化、地方交付税の減少や扶助費の増加等に伴う厳しい財政事情など、道路施設を取り巻く環境は厳しさを増して行きます。
このような状況の中、今後老朽化する道路施設をより一層、適切に維持管理を行い、市民に安全・安心な道路施設を提供しなければなりません。
松江市では、平成28年3月に「松江市公共施設適正化計画」を策定し、この中でインフラ施設の維持管理についての方向性を示しました。この方向性に基づき、道路施設(橋梁・トンネル・その他道路附属物)について今後予想される老朽化対策を実施するための基本的な方針や目標を定めた「松江市道路施設長寿命化計画」(行動計画)を策定しました。
長寿命化対策のための基本計画である行動計画を受けて、個別施設の長寿命化修繕計画(個別計画)を策定しました。
行動計画で示した頻度で近接目視を基本に定期点検を実施し、部材の状態を評価して施設全体の健全性を診断します。施設の種類によっては専門家のアドバイスを受けながら診断結果にバラツキが生じないようにします。
診断結果に基づき、施設の種類毎に設けた修繕方針により修繕を実施します。
点検・診断結果及び修繕内容は、施設が利用されている期間中は保存します。