(令和4年3月4日更新)
被覆肥料は、肥料が溶ける時期を調整するため、プラスチック等で肥料を覆った肥料のことです。
被覆肥料は、徐々に肥料成分が溶けだすため、追肥の手間が省けて農作業の軽減になります。また、肥料の投入量が減ることで、地下水などへ栄養分の流出量が少なくなり環境への負担が軽減できるメリットがあります。
しかし、被覆の殻がプラスチックの肥料が多く、そのプラスチックの被膜殻が河川等に流出し、海洋までいくことで、環境問題が発生しています。
プラスチックの被膜殻の流出は、代かきの直後が増加します。流出を防ぐために、下記の対策をお願いします。
1.浅水代かき
水田の入水前にレーザーレベラーを使い、できるだけ均平にします。その後、大部分の地表が見えるぐらい浅めに水を張り、浅水代かきを行います。移植前の落水は行わず、自然落水で水位調節をしてください。
2.落水対策
排水口にネットを利用した網を設置し、浮上してきた被膜殻をすくい取り、河川に流出をするのを防いでください。
くわしくは、農林水産省中国四国農政局が作成したチラシをご覧ください。