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平成26年度松江市文化財保護審議会の開催結果について

(興雲閣解体調査報告、塗装色復原、耐震対策について)

平成25年度から平成26年度にかけて実施した解体調査結果について、松江市文化財保護審議会で報告しました。
また、調査結果にもとづき塗装の色を外部は淡緑色、内部は淡緑色とワニス仕上げに復原することや、耐震対策のため室内に鉄骨柱が露出する部分があることについて説明しました。報告の内容及び当日の資料は以下のとおりです。

興雲閣塗装復原図(外観)

興雲閣塗装復原図(内部)

興雲閣塗装復原図
復原の色は画面やプリンターの状態により実際の色と異なる場合があります

報告の内容

報告の内容

1事業の概要

史跡松江城内に位置する島根県指定有形文化財興雲閣について、平成23年度策定「興雲閣保存活用計画」及び平成24年度実施設計に基づき、平成25年度から平成27年度に保存修理工事を行う。

(1)スケジュール

平成20年度:基本計画策定
平成21年度:調査報告書作成
平成22年度:耐震診断
平成23年度:保存活用計画策定
平成24年度:実施設計
平成25年度:保存修理工事(解体調査工事)
平成26年度:保存修理工事(解体調査工事)、耐震補強工事
平成27年度:保存修理工事(組立仕上工事)、活用関連工事
平成27年秋:興雲閣オープン(予定)

(2)工事監理業者・施工業者

監理:

一般財団法人京都伝統建築技術協会

施工:

(建築工事)大前組・深田建設・内田工務店特別共同企業体
(電気設備工事)宍道神州電気(株)
(機械設備工事)(有)ホクヨウ

(3)財源

社会資本整備総合交付金(国土交通省)、島根県文化財保存事業費補助金、市債、一般財源

2解体調査報告

解体調査結果

(1)発見物について

小屋組(キングポストトラス)・床組は堅固であることが分かった。
天井板裏面に、明治36年当初建設を請け負った和泉組宛の墨書があった。
テラス床板裏面に1階廊下欄間窓の原寸図があった。

(2)建物腐朽状況について

雨水によりベランダの敷桁(しきげた)が腐朽している。
昭和57年の前回葺き替えから30年以上経過し、瓦が割れ、葺き乱れが発生している。
天井裏の荒壁(土壁)が老朽化し傷んでいる。
漆喰壁にクラック(亀裂、ひび割れ)がある。
建具のペンキ剥落、木部の腐朽、ドアノブや鍵など金物類の欠失がある。

(3)見学会実施結果について

平成26年5月17日(土曜)、18日(日曜)に一般向けの現場見学会を行い、計174名の参加があった。これに、学生の授業や各種団体等を含めた視察・見学の延べ人数は10月末現在で400名を超えた。

3その他

その他

(1)塗装色復原について

今回の保存修理では平成20年度策定「興雲閣修理復原基本計画」及び平成23年度策定「興雲閣保存活用計画」に基づき、興雲閣が竣工した明治36年ではなく、階段室を移設して現在の形態となった明治45年当時に復原することとしている。
修理前の外部はグレーがかった白色、内部はベージュで塗られていたが、解体にあわせて行ったペンキこそげ試験の結果や古写真、史料をもとに、外部は淡緑色、内部は淡緑色とワニス仕上げに復原することとした。
なお、2階の貴顕室以外の部屋の腰壁は、解体調査結果によれば木目の見えるワニス塗りに復原するのが正しいが、現在の技術では古いペンキを剥離することが困難で復原できない。無理に剥離すると腰壁の部材を傷めるため、将来新たな技術が開発された時に改めて塗装を剥離して明治45年に復原することができるよう、該当の部屋のみ、復原可能な時代のうち明治45年に最も近い大正時代の色を塗り重ねることとする。

(2)耐震対策について

平成22年度に文化庁の「重要文化財(建造物)耐震診断指針」にもとづき専門家による耐震性能判定を行ったところ、「補強を要する(復旧可能水準を満たさない)」という結果になった。そこで、平成24年度に行った保存修理工事の実施設計の中で、大地震動時に倒壊せず、生命に重大な危害を及ぼさない(安全確保水準を満たす)ための耐震補強を行うこととした。
文化財としての価値を損なわないよう配慮した結果、耐震補強によって外観が変わることはないが、1階床下、天井裏、2階天井裏に鉄骨を組み、室内に鉄骨柱が入る部分がある。今回の保存修理で建物全体を明治45年当時に復原することとしているため、当時はなかったものであることが分かるように、室内の鉄骨柱については敢えて隠すことはせず、露出したままとすることにしている。鉄骨柱の塗装色については今後検討、決定する。

資料

興雲閣保存修理事業について(PDF形式:251.6KB)

添付資料1
修理前及び現況外観写真(PDF形式:1479.3KB)

添付資料2
興雲閣活用のイメージ(PDF形式:818.8KB)
計画平面図(PDF形式:424.2KB)
「興雲閣保存活用計画」概要版(PDF形式:290.7KB)

添付資料3
発見物写真(PDF形式:1015.5KB)

添付資料4
建物腐朽状況写真(PDF形式:2231.5KB)

添付資料5
見学会アンケート集計結果(PDF形式:160.0KB)

添付資料6
塗装色調査結果資料1(PDF形式:139.7KB)
塗装色調査結果資料2(PDF形式:585.5KB)
塗装色調査結果資料3(PDF形式:2661.1KB)

添付資料7
必要耐震性能設定の目安(PDF形式:266.1KB)
耐震補強写真(PDF形式:764.6KB)
計画図(PDF形式:281.5KB)

関連情報

島根県指定有形文化財興雲閣

このページに関するお問い合わせ先

まちづくり文化財課文化財保護係
住所:690-8540松江市末次町86(市役所別館2階)
電話:0852-55-5523/ファックス:0852-55-5658
Eメール:machi-bun@city.matsue.lg.jp

お問い合わせ
歴史まちづくり部  まちづくり文化財課
電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5387(景観政策係)、0852-55-5523(文化財保護係)/ファックス:0852-55-5658/メールアドレス:machi-bun@city.matsue.lg.jp
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