松江市エコオフィス実践計画概要版
地球は二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化窒素(N2O)、フロン類、水蒸気などの温室効果ガスにより、地表を適度な気温に保っています。この働きを「温室効果」と呼びます。
しかし、18世紀後半に始まった産業革命以降、石油や石炭など化石燃料の使用料増大に伴い、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの大気中濃度は急激に増加している。その結果、温室効果が強まり地球の平均気温の上昇を引き起こしている。この現象を「地球温暖化」と呼びます。
このまま地球温暖化が進行すると海面上昇、洪水・高潮による被害の増大、水資源の利用効率の悪化、植生への変化、食料生産への影響、伝染病の拡大などの影響が出ると予測されています。
計画の概要
1.背景 平成11年に「地球温暖化対策の推進に関する法律」が施行され、地方公共団体は温室効果ガスの排出抑制等の措置に関する計画を策定・公表するとともに、毎年の実施状況についても公表することが義務付けられました。
このことにより、松江市においては平成13年度3月には環境に配慮した事務事業を行うための具体的な実行推進方法をまとめた「松江市エコオフィス実践計画」を定め、取組みを推進した結果、平成16年度の二酸化炭素排出量において、平成11年度と比べ15.4%の削減率を達成しました。
今年度、新たな松江市エコオフィス実践計画を策定し、全庁一体となって地球温暖化防止に向けた取組みを推進していきます。
2.計画の適用範囲 市長事務部局(支所・鹿島ケーブルビジョン・花卉生産振興センター・環境関連施設等含む)、議会事務局、監査委員会事務局、選挙管理委員会事務局、農業委員会事務局、教育委員会(小中学校・女子高・給食センター等含む)、消防本部、水道局、ガス局、交通局、市立病院
3.計画の期間 平成19年度から平成28年度までの10年間とし、計画の進捗状況や温暖化対策技術の進歩等を踏まえて、必要な見直しを行うものとする。
本庁舎 別館 第4別館 鹿島支所 島根支所 美保関支所 八束支所 八雲支所 玉湯支所 宍道支所 環境センター |
エコステーション松江 北工場 南工場 西持田最終処分場 西持田リサイクルプラザ 川向リサイクルプラザ 宍道リサイクルセンター 保育所・幼稚園・幼保園・学校 市民活動センター(スティック) 支所管内公民館 男女共同参画センター |
市民サービスコーナー 花卉生産振興センター 鹿島ケーブルビジョン エコショップまつえ 秋鹿埋蔵文化財作業所 鹿島歴史民族資料館・出雲玉作資料館 会館[菅田会館・松尾会館・福原隣保館] 消防本部(北・南消防署、分署、各出張所) 水道局(浄水場含む) ガス局(お客様サービスセンター含む) 市立病院(保健福祉総合センター含む) |
交通局 給食センター (給食単独校含む) |
4.計画の基準年 平成17年度
5.対象となる温室効果ガス 地球温暖化防止京都会議で削減対象とされた温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)メタン(CH4)一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類であるが、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、6フッ化硫黄については排出実態を把握するのが困難であるため、対象から除外し、二酸化炭素のみを対象とした。
市の現状(平成11年度)
1.温室効果ガス排出状況 市の機関の資源やエネルギー使用に基づいた二酸化炭素排出量は27,537,993kg−CO2でした。
2.施設別分類別二酸化炭素排出量 二酸化炭素排出量のエネルギー源別割合を見ると電気が59.7%を占め、続いて都市ガス、軽油(公用車含む)、プロパンガス、A重油となっています。
3.二酸化炭素排出量の月別推移 二酸化炭素排出量を月別にみると冷房機器を使用する8月・9月と暖房機器を使用する1〜3月の排出量が多い傾向にあります。
【表】

削減目標と取組
1.削減目標
2.具体的な取組項目(抜粋)I.二酸化炭素排出量の削減
(1)電気使用料の削減
- 使用しない部屋、始業前、昼休みは消灯を徹底する。
- 冷暖房は適切な温度設定にし、使用時間を短縮する。(冷房28℃以上、暖房19℃以下になったら使用する。)
- 電気使用料を記録し、把握する。
(2)都市ガス・プロパンガス・A重油・灯油の使用料の削減
- 冷暖房は適切な温度設定にし、使用時間を短縮する。(冷房28℃以上、暖房19℃以下になったら使用する。)
- 燃料使用料を記録し、把握する。
(3)ガソリン及び軽油使用料の削減
- 低燃費車、低排出ガス車などが利用できる場合は優先的に利用する。
- 公用車の燃料消費量を記録し、把握する。
II.天然資源の枯渇の防止
- 複数枚の資料を印刷する際は、両面印刷を原則とする。
- 使用済みの封筒を庁内の郵便用封筒として再利用する。
- 用紙の使用料を記録し、把握する。
III.グリーン調達の推進
- 「松江市グリーン購入調達推進方針」に従って実施する。
IV.ごみの排出量の削減
- 紙類はシュレッダー処理し、オフィスミックス古紙として排出する。
- ごみの排出量を記録し、把握する。
V.公共事業による二酸化炭素の削減
- 太陽光発電など温室効果ガスを発生しない新エネルギーを新設施設や学校などへ積極的に導入する。
- 二酸化炭素の森林吸収を進めるため、森林の保全整備や市街地での緑化推進を図る。
VI.水使用料の削減
- 日常的に節水を心がける。
- 水の使用量を記録し、把握する。
3.計画の推進体制
松江市エコオフィス実践計画を着実・効果的に推進するため、計画策定(Plan)・実施(Do)・点検(Check)・見直し(Action)を基本とした環境マネジメントシステムに基づく推進・点検体制を整備する。
具体的には、松江市ISO推進委員会及び松江市エコオフィス推進委員会において策定した計画を本庁舎及び環境センターにおいてはISO推進員、その他の部門においてはエコオフィス推進員が、中心となって各課の職員へ取り組みの指示を行い、職員一人一人が自覚を持って積極的に計画を実践していく。
また、定期的に進捗状況の点検を実施して、計画の実効性確保に努める。
松江市エコオフィス実践計画本書
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