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松江市学校教育プラン

松江市教育委員会

 

これからの時代に対応した学校教育の創造

 


 

 


 

松江市の学校教育プラン

 

1 確かな学力を育成するための教育を推進します。

 確かな学力とは、知識・技能に加え、学ぶ意欲や、自分で課題を見つけ、自ら学び主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力等です。特に基礎基本の定着、自ら学び自ら考える力の育成が重要と考え、学校においては教育課程や指導方法・内容の改善により、わかる授業を行い、確かな学力の育成をめざします。
 また、全市的な実態調査を実施し、検証・分析を行うとともに、個々の状況を把握し、指導に生かします。

 

(1)基礎基本の徹底を図ります。

 読む・書く・話す・聞く・計算する等の基礎学力は、実社会において不可欠なもので、学習を進めていく上での基盤となるものです。このような基礎学力については、すべての児童生徒へ徹底して習得させるよう取り組みます。
 さらに、基礎学力を土台として、各教科等の基礎的基本的な内容を明確にし、必要かつ適切な指導を行い、確実な定着を図ります。(こちらの図を参照

    • 指導体制の工夫を積極的に行うとともに、習熟度に応じた指導及びくり返し学習、補充的な学習、発展的な学習等の指導方法を柔軟かつ多様に取り入れることによって、個に応じたきめ細かな指導を充実します。
    • わかる授業の基盤として、指導に必要な時間数を実質的に確保するとともに、始業前や放課後等の時間を活用して、学びの機会を充実します。
    • 授業における学習のルール等、学習規律を確立することによって、学習習慣の形成を図ります。
    • 適切な家庭学習の機会を与えるなど、学校と家庭とが連携し、自主的に学習する習慣を形成します。

 

(2)自ら学び自ら考える力の育成を図ります。

 児童生徒が変化の激しい社会を生きていくためには、様々な課題に対して、教科で学んだ力を活用し、自ら考え、判断し、解決していく力を養っていかなければなりません。
 そこで、問題解決的な学習や体験的な学習等によって、教科等で身につけた知識・技能、学び方等を学習や生活において生かし、それらを総合的に働かせ、思考力・判断力・表現力とともによりよく問題を解決する資質、能力を育てます。

    • 情報を読み取り、思考し表現する学習を進めます。
    • 知識・技能を実社会で活用する学習を進めます。
    • 自ら課題を見つけ、構想を立て、実践し、評価改善する学習を進めます。

 

2 豊かな人間性をはぐくむための教育を推進します。

 豊かな人間性を育むためには、いろいろな場面で様々な体験をするとともに、児童生徒間あるいは指導者との関わりの中での心のふれ合いが大切になります。また、そのためには保護者や地域社会との連携が重要であり、一体的に推進します。

 

(1)子どもの心をゆさぶる様々な体験活動を行います。

 義務教育9年間の時期に様々な体験を通して、豊かな感性や情操を育むことは将来を生きる力として大切であると考えます。そのために児童生徒同士、児童生徒と指導者、児童生徒と地域の人々との様々な関わりを通して、感動体験や達成感等を味わわせることが大切です。学校ではその意義を十分理解し、教育課程全体の中でそのような機会を増やし、児童生徒や地域の実態に応じて積極的に取り組みます。

    • 高齢者や幼児、ハンディキャップのある人々との交流体験などの福祉体験を推進します。
    • 公共の施設の清掃や募金活動などのボランティア体験を推進します。
    • 地域の伝統芸能・工芸等、伝統文化に取り組む活動を推進します。
    • すぐれた文化・芸術(絵画、音楽、演劇など)や書物にふれ合う体験を推進します。
    • 地域の企業などと連携し、キャリア教育(職業体験等)を推進します。

 

(2)心と心が響きあうコミュニケーション能力を育成する教育を推進します。

 豊かな人間性を育むためには、いろいろな人とふれ合いながら成長していくことが大切ですが、昨今の児童生徒には、コミュニケーション能力の未熟さが指摘されています。このような実態から、学校教育において児童生徒一人一人が互いの心を思いやり、豊かに表現できるコミュニケーション能力の育成を図ります。

 また、このことはテレビ、テレビゲームやインターネット、メールなどのメディアの普及とも関連していると考え、生活実態調査等により継続して把握していきます。

    • 道徳や学級活動等の工夫改善により、児童生徒の心に響く授業の展開に取り組みます。
    • 児童生徒同士、児童生徒と指導者のコミュニケーションの機会を取り入れた授業を展開します。
    • 相談体制の充実を図り、児童生徒が指導者やスクールカウンセラー等に相談しやすい雰囲気を醸成します。
    • 地域の方々の話を聞いたり、インタビューしたりするような学習活動を行い、人々の生き方にふれるような教育を進めます。

 

3 児童生徒の健康と体力を増進するための教育を推進します。

 「生きる力」を育むことが求められている中、健康や体力を養うことはたくましく生きる力の基盤ともいえます。そのために、適切な運動の機会を充実させるとともに、食育とも関連付けながら健康教育の充実を図ります。

 また、そのために家庭や地域社会との連携が推進されるよう理解・協力を求めます。

 

(1)健康の保持増進のための教育を推進します。

 健康の保持増進には、児童生徒が自らの健康に関心を持ち、向上させようとする意識を高め、行動化する能力を育てることが大切です。また昨今、食育がクローズアップされ、食生活の実態などをみると、学校現場においても早急に取り組むべき重要な課題として推進する必要があります。

    • 児童生徒一人一人が自己の健康を保持増進するために、生活習慣を見直し、望ましい生活リズムを形成する取組を推進します。
    • 食育に関する指導体制の整備や体験活動を通して、食に関する理解を深めます。
    • 生活習慣病予防として、食生活の改善や運動習慣づくりを図ります。
    • 保健学習を充実し、社会風潮や情報等を適切に判断し、行動する能力を育成します。
    • 「早寝、早起き、朝ご飯」の国民運動も考慮し、家庭・地域と連携した取組を推進します。

 

(2)体力の向上を図るための教育活動を推進します。

 児童生徒の体力は二極化現象が生まれつつあるとともに、全体的に低下傾向にあるといわれています。体力の向上を図るには、筋力や持久力を高めるだけでなく、コーディネーション能力(体をスムーズに動かしたり、コントロールしたりする能力)を高めることも大切です。また、コーディネーション能力の研究は、学校現場における今日的な課題とされている対人関係や状況に応じた調整力、情緒の安定等への関連が予想され、教育課題の解決の手段としても期待できます。

    • 体育科・保健体育科や特別活動等の授業を工夫し、運動への関心・意欲の向上を図ります。
    • 運動系部活動を推進するなど多様な運動の機会を通して、体力の向上を図ります。
    • 全校的な取組を推奨し、全校が一体となった体力づくりを推進します。
    • コーディネーション能力を高める運動を、体育の授業や日常生活の様々な場面に意図的・継続的に取り入れます。

 

4 松江市の特色を生かした教育を推進します。

 各学校では教育目標や地域や児童生徒の実態等を踏まえて、特色ある教育活動が展開されていますが、松江市の特色を生かした教育を推進するため、各学校で共通して取り組む教育内容として次の2点をあげます。
  このことにより、ふるさと松江に対する理解を深め、将来にわたって松江に誇りをもつことができる児童生徒の育成をめざします。

 

(1)環境について考え、行動する力を育てる教育を推進します。

 松江市は豊かな自然環境に恵まれており、平成17年には宍道湖、中海水域がラムサール条約にも登録されました。また、『リサイクル都市日本一』をめざす松江市民として、循環型社会の創造にむけて、考え、行動する児童生徒を育てる必要があります。このような情勢を踏まえ、松江市の児童生徒には環境問題に対する意識を高め、環境を大切にする考え方と行動力を育む教育を推進する必要があります。

    • エネルギーに関する教育を推進し、省エネルギーに対する意識を高め、行動する力を育てます。
    • 森林や田畑を生かした自然体験を通して環境に対する豊かな感受性を育成し、環境を守る実践力を育てます。
    • 河川や宍道湖・中海、日本海など水環境に対する体験学習を行い、地域の水資源に対する理解を深めます。

 

(2)国際化に対応したコミュニケーション能力を育てる教育を推進します。

 松江市は国際文化観光都市として、国内外の人々の交流が深められています。これからの時代を担う児童生徒には、国際化への意識の高揚を図るとともに、英語等を使ったコミュニケーション能力の向上を図る必要があります。

    • 生きた英語に触れられる機会を通してコミュニケーション能力の向上に努めます。
    • 教職員の英語会話能力や指導力の向上を図るための研修の充実を図ります。
    • ALTや英語指導協力員の活用を図り、学校での指導体制や指導計画の充実を図ります。

 

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