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表彰技術者インタビュー(新和設備工業(株)・山陰温調工業(株))

松江市消防本部庁舎放射線防護対策(空気調和設備)工事

表彰工事の概要

部門名 機械設備工事部門

 

施工場所 学園南一丁目
工事概要 消防本部庁舎の陽圧化工事のうち空気調和設備工事一式
増築:約345m2、改修:約3,640m2他
表彰理由 本工事は、消防本部庁舎陽圧化工事のうち、陽圧化工事の主装置となる緊急時陽圧浄化ユニットの設置工事を担ったため、関連工事業者や消防関係者との調整が特に必要でしたが、適切な工程管理、安全管理に努められ、施設管理者との良好な対外関係を築き、施工することができました。特に試運転する際には多くの関係者が関与する中、的確にスケジュール管理及び試運転がなされ、緊急時に施設利用する消防関係者からも高い信頼を得たうえで工事の竣工を迎えることができました。全体として優良な工事でした。
表彰事業者

新和設備工業(株)

山陰温調工業(株)(現・(株)オンチョウ)
(新和設備・山陰温調特別共同企業体)

表彰技術者

監理技術者池田健司さん(新和設備工業(株))

主任技術者久家昇さん(山陰温調工業(株)(現・(株)オンチョウ))

 

表彰技術者インタビュー

表彰工事について

緊急出動への配慮

【池田】このたびの表彰は、土木や建築、電気、機械、設計などの部門で、約30社の方が受賞されたということで、技術者写真1本工事がその中に選ばれたことは大変光栄です。何百社とある中で選ばれたことを思うと、今後も気を緩めることはできないと感じます。自分自身のさらなる技術力の向上を図ることはもちろん、後継者をいかに指導し、技術力を向上させるかが今後の大切な課題だと感じます。

 消防本部という特殊な場所ですので、工事の音により消防隊員が緊急出動するときの伝達が遅れないよう、注意深く作業しました。日頃から消防本部と連携を取り、音が発生する作業には監視者をつけるなどの対策を講じました。そのうえで、緊急出動の放送があるときは作業を中断しました。
職人と作業内容を毎日打ち合わせし、監視者や作業の中断について連絡する体制を整えました。技術者写真2現場はセキュリティ上、自由に入れないエリアでもありますし、作業には消防本部との事前調整が必要なので、注意していました。

 また、緊急出動など、24時間何が起こるかわからない場所ですので、緊急車両等の通行の妨げにならないように、事前に通路を確保したり、資材の搬入や保管の計画を立てたりしたうえで作業を進めました。作業場所や保管場所、期間に関する打ち合わせを消防本部と細かく行うことが非常に大変でした。実際に作業しているときも、何回か緊急出動がありました。また、範囲が狭く限られた現場条件でしたので、その点も難しかったです。

【久家】本工事は改修工事で、特に打ち合わせを密にしないと何があるかわからないので、日々実施しました。

 

現場写真1

 

 

 

 

 

現場写真2

 

 

 

 

 

技術者としてのキャリアについて

県内で積み重ねてきた経験

【池田】私はものづくりの大切さを感じて、昭和56年にこの業界に飛び込みました。学校も無関係の分野だったので、社会人になってからのゼロからのスタートで、右も左も、道具の名前もわからない状態でしたが、手先の器用さを仕事に活かして、現在に至っています。時代が違うのでパソコンには不慣れですし、スマートフォンも使い方を勉強しないとついていけないですが。苦しいことは多々ありますけど、そこから逃げてもつまらないので、楽しみに変えていこうと思っています。

 これまでの実績は、北学校給食センター、ソフトビジネスパーク、中央小学校、総合体育館、出雲市庁舎、松江刑務所、松江市消防本部、雑賀小学校、緑ヶ丘住宅(アパート)、松江工業高校、恵曇バスハウス、鹿島総合体育館、第二中学校、農業協同組合事務所、ホテルなどです。

【久家】私は工業高校に通っているときに、友人の父親を通じて、約3年間設備工事会社でアルバイトをしていました。そして高校卒業時に、「隠岐で簡易な工事をやってほしい」と依頼があり、右も左もわからないまま自分一人でやったことがきっかけで、約50年間ずっと設備業界にいます。
これまでの実績では、20歳ぐらいのときに県立中央病院の工事を下請で施工したのが一番大規模ですね。この近辺では松江法務合同庁舎など国や県、市の仕事にも携わりました。一番遠くでは、浜田市の県の工事ですね。あとは鳥取にある液晶メーカーのクリーンルームなどです。大きい案件は病院などで、現在も設備、空調衛生工事に携わっています。最近は浜田市の県立大学のエネルギーセンターです。

目標を達成する醍醐味

【池田】若いときは勝手がわからないので、とにかく一生懸命さが先に立ちます。最初は少々いびつでも、できていればいいという考えですが、知識や技術が身について物事や流れがわかってくると、視点が変わってきて、どうしたらきれいに仕上がるかを考えるようになります。細かいところの気遣いは、ある程度経験を積まないと見えてこないと思います。会話の中に答えがあるので、一方的に言うだけではなく、コミュニケーションが大事です。また、経験しないと、それがいいことか悪いことかもわからないですよね。

 仕事のやりがいは、一つの現場で一つのものをつくる達成感ですね。終わった後の気持ちよさは、スポーツを最後までやり遂げたときと同じだと思います。一つの目標に向かっていくというのが、我々のものづくりです。それを大事にしないと、いいものができないと思います。そういうことも若い人たちに発信していきたいです。

【久家】やりがいは、完成したときの醍醐味ですね。池田さんがおっしゃったように、着工して、図面を見ながら完成までの施工管理をどうするか考えるというプロセスを経て…それが一番大きいと思います。

組織でのコミュニケーション

【池田】我々はたたき上げの時代でしたが、今の時代は毎日同じことを繰り返し教えるしかないです。昔の方が楽しかったですけど、今は今の時代なりに苦しみを楽しみに変えていくしかないです。やはりコミュニケーションが大事です。ただ、そう思っても、社員が50、60人もいれば全員が同じ考えにはならないのは仕方ないです。それによって失敗は起きるので、また教えて、改善していくという繰り返しですね。言葉で伝えるのは難しいです。

 また、言葉も話し手と受け手で意味の取り違えがあったら、物事が違った方向に進みますよね。その人が行きすぎないよう、途中で軌道修正させることも難しいです。そのためには会話して、行動を観察するしかないと思います。言いっ放しだったら楽ですし、誰でもできますが、そうではないから難しいのです。会社はお金がついて回りますし、生活はかかってきますので、責任があります。

 会社には図面を描く人もいれば、申請業務をする人もいます。たとえば施工図面と申請図面では表現が異なるように、任されたポジションでそれぞれやっていくことが大事ですね。順番通りにやらず、一つでも違ったことをすると、叱られたり、失敗したり、法的に問題が生じたりと、色々な代償があるので。やはり会話が必要です。そういうわけで、普段から社員の仲は大事です。

 設備の分野は、給排水や衛生、空調、ガス、消火、油など幅広く、人々が生活するうえでは、建築と電気以外はほとんど全部設備業者の仕事が関わってきます。資格もたくさん取らないといけませんし、それぞれ内容が違うので、難しく奥が深いと思います。また自分の分野だけではなく、建築のこともある程度わかっていないと、ものをつくることができません。木造や鉄骨、コンクリートといろんな種類があって、構造も違ってきますから。

【久家】会社だと色々な思いを持った人がいるので、それをまとめるのは大変ですよ。

経験や考え方を次世代へ

【池田】私は松江市で生まれ育って現在に至っているので、特に松江の仕事には、市民としての自覚を持って、ミスなく取り組もうと思っています。また、地元地域のためによりよいものを提供する気持ちを常に大切にしたいです。自分のためではなく皆さんのため、市民のためという思いですね。市の職員ともその思いを共有して、強い気持ちを持って仕事をしていきたいです。与えられた現場は、常に無事故で工期内に収めることを念頭に日々作業を行っていますが、今後も継続しようと思います。

 現場を任されたら、まず現場で何をしないといけないか頭の中でシミュレーションします。この工期でできるのか、何をどこに納めないといけないのか、どう取り付けないといけないのか、どう取り付ければ使いやすいかというイメージを膨らませて、それを達成するように自分をコントロールして現場を進めることが、ようやくできるようになりました。今後は長い年月をかけ、じっくり腰を据えて人に伝えていきたいです。また、若手社員の教育と会社全体の底上げを考えています。昔とは工期や材料、やり方が違いますので、今の時代に必要なことを大切にして指導していきたいです。

【久家】心掛けていることは、やはり現場の安全第一と段取りです。池田さんの話とちょっと表現は違いますけど、「段取り8分、仕事2分」という言葉があるように、段取りが主で、仕事はついてくるものですね。それと細部へのこだわりや、色々な気配りです。

 設備業界に五十数年いるので、今後はやはり人材育成に尽きると思います。ぼちぼち卒業したい(笑)ので、ある程度の規模の工事であれば、現場代理人と一緒に現場を歩いたりして、部下には色々教えています。質問されることもあるので、話し合いながら進めようと思います。若い人はコミュニケーション不足な部分がありますが、現場に出れば人の付き合いは色々出てくると思いますし、それがなければ成長できませんので、チャレンジ精神で臨んでほしいです。私が言ったことに対しても、あまり言葉が返ってこないので、大人しいと感じます。今後はもう少し頑張って、設備全般について教えていきたいです。今は人手不足なので、それが少しネックですが、まだまだという気持ちでやらないと大変だと思います。

 

会社について

話しやすく働きやすい会社

【池田】当社は、上下関係が前提なのはもちろんですが、会社内のコミュニケーションを心掛けて、社屋写真1何でも話のできる雰囲気を大切にしています。いいところは、何か問題点があれば、社内全体で解決しようとするところです。

【久家】当社は空気調和・冷暖房・恒温恒湿・クリーンルーム・換気・蒸気・ボイラー・冷凍冷蔵などの設計・施工・保守・修繕を行っています。仕事のサイクルとしては工事を施工して、保守・メンテナンス、そして修繕するという流れですね。自社でメーカー問わず修繕できる強みを持っているので、直接受注が多く元請工事も多いです。色々な案件に取り組んでいますが、最近は改修や修繕工事が多いです。いいところは働きやすさです。社員同士で日ごろからざっくばらんに話をするので、団結しています。社屋写真2

 

 

 

 

様々な支援制度

【池田】誕生日休暇や、子どもの病院の付き添いといった際の特別休暇制度があります。表彰式写真1それからバーベキュー大会など、賑わいのための交流の場を設けています。休日出勤した場合は、たとえば月曜日に代休を取るなど、法定の週一日は必ず休みます。

【久家】管工事や土木、空調の技能士などについて、費用面で資格取得の支援を行っています。あとはインフルエンザの予防接種支援や、資格表彰はもちろんのこと、七五三や出産・入学・新築祝いなどの表彰制度があります。その他には、当社のホームページにも載っていますが、社員の家族を呼んでのバーベキュー大会などもあります。休暇は、社員本人と家族の誕生日(マイホリデー)休暇、有給休暇とは別に家族の看護・介護休暇などがあります。パソコンで休日を申請するシステムを導入しています。

表彰式写真2

 

 

 

 

※本インタビューの内容は取材当時のものです。

お問い合わせ
財政部  契約検査課
電話:0852-55-5403(工事・測量等)、5404(物品)/ファックス:0852-55-5570/メールアドレス:keiyaku@city.matsue.lg.jp
松江市役所
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