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表彰技術者インタビュー((株)ジェクト)

水陸両用機離発着場陸上部測量設計業務委託

表彰業務の概要

部門名 土木コンサルタント業務部門

 

施工場所 上宇部尾町
業務概要 路線測量L=0.18km、公園緑地設計A=0.7ha、建築設計N=1式
表彰理由 本業務は、中海振興の一環として実施される遊覧飛行事業用の水陸両用機の離発着場整備のための測量調査設計を行うもので、関連する事業者との協議資料の作成に適切に対応し、その調整結果により計画変更が生じた際の対応も迅速で、適切な設計提案が行われ無事業務を完了しました。
表彰事業者 (株)ジェクト
表彰技術者 管理技術者玉木健さん

 

表彰技術者インタビュー

表彰業務について

多方面の関係者との調整

 受賞したことは純粋にありがたいですし、これを糧に、さらにいい仕事をしていきたいと思います。技術者写真また、会社としても対外的なPRや励みになったと思います。

 水陸両用機離発着場は、工事・業務の発注者は松江市ですが、運航会社は民間企業ですので、両者の意見を反映させることに尽力しました。また、当社が担当した業務範囲は陸上部分で、水上部分は別業者でしたので、両者をリンクさせる必要もありました。さらに、本業務の市の担当課は大橋川治水事業推進課ですが、協議には地域振興課も加わりましたし、陸上部に建物を建てるため建築課(当時)も関係しました。また、開発の関係も話し合わなければいけませんでしたし、とにかく大勢の人が集まって、時間を掛けて協議を何度も重ねました。担当課に伺い、協議を密にして進めていきました。

積極的な提案

 業務を進めるにあたり、漠然とした協議では時間が掛かるので、提案資料を作って「当社はこう考えますがどうでしょうか」という感じで協議をして、意見をもらうように心掛けていました。

 表彰理由に「計画変更への迅速な対応」ということがありますが、水陸両用機が上陸する場所の決定など、水上部分の設計業務との兼ね合いもありましたし、駐機場や管理棟の位置をどこにするかということもテーマとしてありました。検討資料を準備しておいて、すぐ協議ができる体制を整えていましたね。まず大まかな図面をつくって、市から意見をもらって修正し、大体の方向性が決まってから詳細な図面をつくるという流れで進めていました。造成設計や公園設計などでも、色々な意見や検討事項が出てなかなかすぐには決まらないので、このような手法で進めることはよくあります。

 また、現場周辺は集落のところまでしか水道が来ていませんでしたので、水道局と協議して、集落から水道を延伸する計画を立て、下水道は浄化槽方式としました。周辺に障害物はありませんでしたので、測量作業は楽だったと思います。

地元地域の理解

 地元の人には好意的に対応していただきました。集落の近くで水道管の現地調査をしていたときなどに、声を掛けていただき、いい環境で作業がしやすかったです。

 設計変更も色々あって大変でしたが、地元の人に丁寧に対応していただきましたし、担当課も話しやすい環境でしたので、円滑に業務が進められたのがよかったです。楽しみがある仕事でした。まだ水陸両用機に乗ったことはありませんが、初飛行は見に行きました。今後も松江市の優良工事等表彰を複数回受賞できるように、いい関係で、お互い感謝できるような仕事をやっていきたいです。

 

技術者としてのキャリアについて

距離の近さが動機

 15歳で高専に入学したので、そのときに土木業界に進むことが決定づけられました。土木に関心はまったくなかったのですが、大学受験に没頭する気持ちがなく、自宅から近いという理由で高専の土木工学科に進学しました。同級生とは、入ってから5年間、15歳から20歳までずっと一緒です。当時はバブル期でしたので、学生1人に対して求人がものすごく来ていて、どこでも好きな会社に行けるような状態でしたけど、この近辺に落ち着きました(笑)。就職も自宅からの距離が一番の決め手かもしれません。近すぎるので、入社してもう三十数年自転車通勤です。

災害対応からのスタート

 入社した年の7月に県西部で災害があったので、7月からその年はずっと金城町(当時)で旅館に泊まり込みながら仕事をしていました。設計業務はもちろんできませんので、毎日外に出て草刈りして、ポールを持って土砂崩れの断面を測るとか、そんなことばかりで半年間が過ぎました。2年目から、図面を手書きでつくって、少しずつ打ち合わせなどにも連れて行ってもらうようになりました。初めは発注者側が何を言っているのか全然わからなかったのですが、当時はボイスコレーダーがありませんでしたので、言われたことを必死にメモするばかりでしたね。その内容を会社に報告しているうちに、少しずつ発注者の意向がわかってきて、それを図面に表現していくという感じで仕事をしていました。

 金城町の後は基本的に本社ですが、入社した頃当社は大阪が本社でしたので、大阪に手伝いに行ったこともありました。当社は島根県全域を手掛けていて、平成14~15年頃は県西部の柿木村(当時)や、津和野町の方まで行っていました。1~2時間の打ち合わせのために、片道4~5時間掛けることもありました。

 30歳手前くらいになると一つの案件を担当するというパターンです。今は業務を主導するポジションを担っています。基本的に中で作業するのですが、打ち合わせでは外に出ることもありますし、測量や調査業務をする社員は現地作業が多くなりますね。発注者はほとんど公共です。

仕事と家族の繋がり

 松江市の仕事では、平成10年代に末次公園の前面道路の変更に伴う蒸気機関車の移設などの設計をしたのですが、携わった場所で自分の子どもが遊んでいるのを見ると、なかなかいいものだと感じました。また、結婚前に仕事で関わった美術館へ、開館後に妻と一緒に出掛けたこともあります。自分が関係したところに家族と一緒に行けるというのは、この仕事のいいところですね。

 土木設計というのは、よく地図に載る仕事と言われます。建築と違って設計者の個人名は出ませんが、土木構造物はライフサイクルが長いので、携わった技術者がこの世からいなくなってもその道路や公園は使い続けられますから、そこに携われるのが土木のロマンというか、魅力だと思います。

母校への貢献

 私が所属する島根県技術士会では、会員約300人の中の1割近くが県内の高専出身ですので、日本技術士会から認定された高専出身者の団体を設立して、毎年6月に母校で3年生を対象にした出前授業を行い、学生に仕事のやりがいなどについて話をしています。高専って、高専出身者同士というだけで、職場内ですごくかわいがってもらえるのです。

 「一回は都会に出たいけど、将来的には島根に戻ってきたい」という学生が多いようですが、都会で身につけた技術力をもって帰ってくれば、どの企業でも歓迎されると思います。ただし、技術者は仕事をしながら資格を取得することが必要ですので、ずっと勉強しなければなりません。

 

会社について

GISを手掛けてきた歴史

 GIS(地理情報システム)の自社開発をしていることが一番のセールスポイントです。社屋写真県内他社でもやっているところはあると思いますが、当社が最古参だと思います。また、当社は業界大手の航空測量会社とビジネスパートナーとしてのネットワークがありますので、それも強みの一つだと思います。

 また、当社は地元に根差した会社だというのが強みです。自分の住んでいるまちに関わってみたかったら、当社に来るといいと思います。社員数が三十数人なので、何か言いたいことがあればすぐ社長に言えるような会社ですし、風通しはいいと思います。社員一人一人が発言しやすいような雰囲気の会社です。

 

人材確保や地域貢献

 担い手確保のための取組としては、資格取得後の技術手当などがあります。休日は完全週休二日制です。表彰式写真夏休みや年末年始などの休暇は取るようにしていますし、年度が変わる春先に仕事が一段落するので、ゴールデンウイークの中日には極力休日を取得して、大型連休になるようしています。

 地域貢献としては、ハートフルしまね(島根県公共土木施設愛護ボランティア支援制度)の認定団体として、会社の前を通る国道431号線の道路美化事業を長く続けています。また、沿道の花壇の整備をしています。

 最先端技術はドローンを使った三次元化に取り組んでいます。災害時には全景写真が必要になりますが、手作業ではいいアングルで撮れないので、そういうときにドローンを飛ばして、被害状況の把握に使います。今後の展開としては、今あるものを長持ちさせる長寿命化対策として、橋梁やトンネルの点検・維持管理に力を入れていきます。

 

※本インタビューの内容は取材当時のものです。

お問い合わせ
財政部  契約検査課
電話:0852-55-5403(工事・測量等)、5404(物品)/ファックス:0852-55-5570/メールアドレス:keiyaku@city.matsue.lg.jp
松江市役所
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電話:0852-55-5555(代表)
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