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表彰技術者インタビュー(アサヒ工業(株))

市道宍道中央線法面対策工事

表彰工事の概要

部門名 とび・土工・コンクリート工事部門

 

施工場所 宍道町
工事概要 法面整形A=760m2、植生基材吹付A=630m2(t=8cm)、防草コンクリートA=140m2
表彰理由 本工事は、市道宍道中央線暫定法面の表土が流出し、隣接の団地に影響を及ぼしているため、法面に植生基材吹付を施工し保護するものですが、きめ細かな事前調査により、現場状況に応じた施工計画を作成し、適切な施工管理及び安全対策を実施し無事に工事を完成させました。また、出来形及び出来映えも良好で、全体として優良な工事でした。
表彰事業者 アサヒ工業(株)
表彰技術者 主任技術者野々内徹さん

 

表彰技術者インタビュー

表彰工事について

植生をどう根付かせるか

 本工事で一番の特徴は、植生の基材を吹き付けるにあたり、現場の法面の土壌が強い酸性だったことです。技術者写真事前調査による土壌分析の結果から、少量検出された塩分・硫酸が植生の生育障害の原因になることがわかりました。きわめて強い酸性物質の硫黄を生成するものではなかったのですが、この条件でどうすれば植生を成功させることができるのか、いくつかの工法を検討しました。

 当初の設計では植生基盤の厚さは3センチでしたが、過去に施工された現場周辺の法面の植生状況や資料などを調べてみたところ、厚さを8センチにすれば生育が可能になるのではないかと思われました。そこで工法協議で提案し、厚さを変更して施工することになりました。このように植生基盤の工種を変えることなく厚さを増すことで、法面全体が発芽し、その後も生育が確認され、何とか植生を成功させることができました。生育状況は施工直後にはわからないので、根付くのが確認できるまで安心できません。確認できて初めてホッとしますね。

地元地域への配慮

 現場付近は住宅地で、学校や保育園があり、現場前の道路は通学路でした。現場写真1公園も隣接していたことから、歩行者や自転車の通行も多いため、土砂の搬出などで工事車両が出入りするときは、特に安全に注意していました。たとえば工事区間内に仮の歩行者通路を設けるなど、安全に通行できるようにしました。また、公園の一部を作業に使う必要がありましたので、その作業区域を単管パイプと合板を使って区切ることで、公園利用者の安全も確保しました。そしてこれらの通路や現場内への立ち入り防止のための安全柵には、子どもたちにやさしいイメージになればとウサギの形のものを使用しました。

 さらに、お知らせ看板には工事中の作業内容や注意事項などを表示することにより、通行される人や地元地域への情報提供によって工事への理解が得られるように配慮して施工しました。現場写真2時々「何の工事ですか」「お疲れさま」などという声を掛けていただくこともあり、嬉しく思いました。

 

 

 

 

技術者としてのキャリアについて

法面工事との出会い

 広島で建設関係の仕事を2年ほどして島根に帰りました。何の仕事をするか決めていなかった私は、当社を紹介され、法面工事の経験がなかったことから興味本位で入社しました。他の人があまりしていない仕事だったので楽しかったですね。19年間、ずっと法面工事に携わっています。当社には職人と施工管理の技術者がいます。私は職人として入社し、職長を務めるまでになりましたが、施工管理の資格を取り、4年前に自分から希望して職人から施工管理の技術者になりました。社内の技術者では一番の新米となりましたが、それでも法面工事の仕事を楽しんでいます。

仕事の幅が広がる醍醐味

 建設業には色々な資格があり、資格を取ると新しい分野へと仕事の幅が広がります。また、同じような山に見える現場でも一つとして同じものはなく、すごく大変なことにぶつかっても、工事が終わってきれいに仕上がったのを見るとやりがいを感じます。これから建設業を目指す人たちに「ものづくりのやりがい」を伝えていけたらいいですね。

キャリアアップの第一人者に

 職人の仕事は職長までマスターしたので、これからは施工管理の仕事を数年掛かってもしっかり覚えて、何でもできるようになりたいです。当社はものづくりの職人と施工管理の技術者が同じ会社にいるので、気心の知れたチームワークのよさが強みであり、一体になれるのがいいところです。「職人として一筋に技量を極める」、「技術者として施工全般を管理する」という選択肢の中で、私は当社で初めて職人から施工管理に職種転換したので、そのキャリアアップの第一人者になれたらいいです。必要とする資格を取得するための勉強と頑張りによって、選択肢が広がり、若手のやりがいにもつながると思います。知識が豊富になってくれば色々な視点が見えてくる、それも大事ですね。

 

会社について

将来を見据えた機械工法

 当社の特徴である「斜面安全掘削機・SSD工法」は、ワイヤーに引っ掛けられたPR写真1機械が巻き上げによって上下移動し、人の搭乗操作やラジコン操作により急斜面の法面を掘削するものです。通常は、機械の使えない急斜面はクワなどを使って人力で掘削しますが、職人の高齢化とともに作業はきつくなり、1日当たりの作業量も3~4倍と掛かります。危険を伴う急斜面での法面作業や大幅な工期短縮が望まれる工事などにおいては、これからも大きく期待されている工法です。

 

 

NETIS登録番号CG-090016-V
急斜面への機械掘削を実現
リモコン操作と特許技術で落下の心配なし!

(※事業者PR)

休みが取りやすい会社

 子どもが病気になった際の子の看護休暇や、中学校までの学校行事に参加できる休暇など、当社には独自の休暇制度社屋写真があり、子育て世代の私には欠かせないものです。有給休暇の取得にも会社が積極的に取り組んでくれるので、子どもの行事にも参加しやすく、仕事と家庭が充実するようになりました。子育て真最中の私は、社内で一番多く有給休暇を取っているのかもしれませんね。子育ては人生の中で限られた期間しかできませんので、参観日など、その日しかないときに休みが取れるか取れないかの差は大きいですね。そのためには普段から効率のいい仕事をしていかなくてはならないので、仕事へのモチベーションもあがります。また、その一環としてできるだけ定時に帰るようにしていますが、このところ特に「年々働きやすくなってきている」と思いますね。

キャリアマップで「見える化」

 若い社員の将来を「見える化」するために、会社ではキャリアアップの作成に取り組んでいます。表彰式写真たとえばこの先何年後にはこうなっていなければならないとか、こういう仕事ができていなければならないとか、職人が職長や工事長になっていく、キャリアアップの「ものさし」ともいえるものです。「入社したばかりで何をしたらいいか」、「この先どうすればいいか」といった若手社員の将来の不安が少しでも解消されるといいですね。

 

 

※本インタビューの内容は取材当時のものです。

お問い合わせ
財政部  契約検査課
電話:0852-55-5403(工事・測量等)、5404(物品)/ファックス:0852-55-5570/メールアドレス:keiyaku@city.matsue.lg.jp
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