水害は、気象情報等により発生をある程度予測できますので、対策などにより被害を軽減することができます。
大雨によって災害が予想される場合には、気象庁から大雨に関する気象情報が発表されます。
テレビ・ラジオなどで気象情報を入手して、災害の発生に備えましょう。
台風や集中豪雨に備えて、雨や風が強くなる前に点検し、早めに対処しておきましょう。
河川の決壊のおそれがあるときに河川の近くにいる場合、台風時に海岸の近くにいる場合、大雨時に地下駐車場にいる場合などは、すぐに安全な場所へ移動してください。
洪水時の避難の注意点
冠水した道などを無理に通行すると、冠水によって見えなくなってしまった水路やマンホールなどに落ちてしまう可能性があります。
無理せず、家の2階などの高所で安全を確保しましょう。
冠水路は、見た目では水深の深さがわかりません。
水深の深さが自動車の床の高さ以上になると、エンジンが水を吸い込んで自動車は動かなくなり、車内に水が浸入します。
冠水路に侵入してエンジンが止まるまでに時間がかかるため、前の車が行ったからといって、通行できるとはかぎりません。
また、冠水路を自動車で通行すると、はねあげた水しぶきが道路沿いの家屋に損害をもたらすことがあります。
自宅敷地内にたまった水を、下水道のふたをあけて排水することは絶対にしないでください。
処理能力を超える水が流れ込み、処理場が機能しなくなるおそれがあります。